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子どもたちの心にサッカーで希望の種を。マイナビ仙台レディース 未来プロジェクトサッカー教室

 未来を担う子どもたちの夢を広げ、サッカーを通して「希望の種」をまく。女子プロサッカーチーム、マイナビ仙台レディースの「東日本大震災10年未来プロジェクト」が本格的に始動しました。その使命は「これからの未来を創る子どもたちにサッカーやスポーツの素晴らしさを伝えていくこと」。そして「子どもたちがサッカーをする場所、観戦する機会を提供すること」。地域と共に歩んでいくマイナビ仙台の新たな取り組みです。

『東日本大震災10年 未来プロジェクト』に込めた思い。マイナビ仙台レディースがつなぐ未来へのバトン

マイナビ仙台レディース 未来プロジェクトサッカー教室

選手との時間を楽しみにサッカー少女たちが続々と集結しました

 6月5日に石巻フットボール場で行われた「WEリーグプレシーズンマッチ」、日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦には、小学生、中学生、高校生が無料招待され、白熱の試合を楽しみました。この試合は矢形海優選手、池尻茉由選手のゴールで2-1、マイナビ仙台の勝利となりました。

 そしてこの日は試合前のピッチも盛り上がりました。小学生以下の子どもたちを対象とした「未来プロジェクトサッカー教室」が開催されたのです。

マイナビ仙台レディース 未来プロジェクトサッカー教室

自己紹介をしながら子どもたちとコミュニケーションをとって距離を縮めます

 地元スポーツ少年団のメンバーから、サッカー未経験の幼児まで、20人の男の子や女の子が会場に集まりました。この後、プロ選手たちの試合が行われるピッチに立って、「ふかふかだね!」「気持ちいいね」と芝の感触や香りに目を輝かせます。

 そんな子どもたちを待っていたのは、サッカー教室の進行を担当するマイナビ仙台レディーススタッフの小野瞳さんと、7人の選手たち。(参加メンバーは、高平美憂選手、宮本華乃選手、佐藤瑞夏選手、國武愛美選手、成田恵理選手、福田まい選手、原衣吹選手)胸に貼ったひらがなの名札で自己紹介をしながら子どもたちと打ち解けていきます。

マイナビ仙台レディース 未来プロジェクトサッカー教室

子どもたちに声をかけながら、サッカー教室を進行する小野さん

 初めはボールを使ったウォーミングアップ。ドリブルをしながらピッチを駆け回ります。選手も子どもたちの中に入って楽しくボールを蹴ります。プロならではのテクニックを見せると、ピッチサイドで見守る保護者からも歓声が上がりました。

 ドリブルやキックを上手くできる子もいれば、初めてのサッカーに戸惑う子もいます。「足のこのあたりで、軽くボールを触るようにするとうまく行くよ」「少し目線を上げてみようか」。小野さんや選手が優しくアドバイスを送ります。

マイナビ仙台レディース 未来プロジェクトサッカー教室

宮本選手を追いかける子どもたち。ボールは取れるかな?

 「次は選手からボールを奪ってみましょう」と小野さん。子どもたちはあの手この手で、一生懸命に選手のボールを狙いますが、なかなかうまく奪うことができません。一人でできないことは仲間と協力すればできると、同じユニフォーム姿のチームメートが二人がかりでボール奪取に成功! 取られてしまった選手もつい笑顔になってしまった瞬間です。

マイナビ仙台レディース 未来プロジェクトサッカー教室

國武選手はプロのテクニックを子どもたちに見せます

 最後は全員参加のミニゲーム。みんながゴールを目指して夢中でボールを追いかけました。それまでサラサラのロングヘアをなびかせていた國武選手が、ここでキュッと髪を結びました。これは本気になった証拠……なのかもしれません。

 ゴール前には守護神・福田選手が立ちはだかります。もちろん簡単にゴールは許しませんが、最後にはキッズストライカーの強烈なシュートが決まりました。

 

 「楽しかった!」「お姉さんたち、上手だね」「もっとやりたい」15分間のサッカー教室は、子どもたちも大興奮の中、終了の時間を迎えました。

 教室の締めくくりには、選手から手づくりのバッジのプレゼント。そこには選手一人一人から、子どもたちへのメッセージが書かれていました。

マイナビ仙台レディース 未来プロジェクトサッカー教室

自分のバッジを受け取った女の子と最高の笑顔で記念撮影の宮本選手

 マイナビ仙台として初めて開催したサッカー教室。参加した宮本華乃選手は「コロナの影響でずっと子どもたちと触れ合うことができなかったので、とても楽しかったしパワーを貰いました」と充実の表情を浮かべます。「きらきらと純粋にボールを追っている姿を見て、自分もいつまでもそういう気持ちを忘れたくないし、憧れの存在になれるように頑張りたい。彼女たちが大きくなった時、いい思い出として残ってくれたら嬉しいなぁと思いました」。サッカー教室は、選手にとっても大きな活力を得る時間になったようです。

マイナビ仙台レディース 未来プロジェクトサッカー教室

サッカー教室後はハイタッチ。成田選手も笑顔の時間

 「選手たちが一緒に楽しんで盛り上げてくれました」。サッカー教室の企画・運営の中心となった小野さんは大いにハッスルしてくれた選手たちに感謝しています。「教える人や参加する選手がまず楽しむことで、子どもたちに楽しむ気持ちは届きます。みんなと触れ合う機会は、とても大切で貴重な時間だと感じました」。初めての試みに大きな手ごたえを感じています。「今後も子どもたちが楽しめる機会を増やし、クラブや選手のことを身近に感じてもらえるような場をたくさん作ります」と新たな意欲に燃えていました。

 

 何年後かには、この子どもたちの中からマイナビブルーのユニフォームを身に着けてプレーする選手が現れるかもしれません。未来に大きく花を咲かせる、マイナビ仙台の「希望の種まき」は始まったばかりです。

村林いづみ
村林いづみ

フリーアナウンサー、スポーツキャスター。2004年からラジオでベガルタ仙台のトーク番組を担当し、2007年よりスカパー!や DAZNで中継リポーターを務める。ベガルタ仙台レディースは2012年のチーム発足時より取材を開始。ヒーローインタビューと勝利の祝杯を何より楽しみにしている。