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FOOTBALL

新たな仲間がベガルタ仙台に吹き込む活力 -ストイシッチ選手、エマヌエル オッティ選手加入会見

※提供:ベガルタ仙台 ストイシッチ選手

エマヌエル オッティ選手

新しいユニフォームを着て笑顔を見せるストイシッチ選手とエマヌエル オッティ選手。(提供:ベガルタ仙台)

 

 頼もしい仲間たちが海を越え、遂に仙台へやってきた。

 新型コロナウイルス感染防止のための新規入国停止措置により、来日が遅れていたJリーグの新外国籍選手たち。特例での入国が認められ、3月末には今季からベガルタ仙台で戦うGKストイシッチ選手、FWエマヌエル オッティ選手が来日した。追加的防疫措置として、Jリーグが一括管理する14日間の待機期間(通称:Jリーグバブル)を経てチームに合流。4月12日、共に会見を行い日本での活躍を誓った。

 

【GK22 ストイシッチ選手】

「初めまして。ストイシッチです。私のことは『ネージャ』と呼んでください。出身はセルビアのベオグラードです。ベガルタ仙台に来る前はポルトガルのチームでプレーしていました。この長い期間待っていて頂き、ありがとうございます。仙台に来られて光栄です。このクラブのために自分の持っているものすべてを出し尽くしたいと思っています」

―コロナ禍で、長い期間を経てやっとチームに合流できた。今の心境は。

「本当に長い期間を要しましたが、チームに合流できて嬉しく思います。クラブの全選手、スタッフに会ったのですが素晴らしい人ばかりという印象です。このクラブに本当によくサポートしてもらいました。最初の練習の印象としては、素晴らしいトレーニングをしていると感じました。ここに来られて本当に嬉しく思います」

ストイシッチ選手

身長202cm。ストイシッチ選手はJリーグGKの中でもトップの高さを誇る

―加入の決め手はどんなことだったか。

「日本に来たのは2度目です。最初に来た時に『日本に戻ってきたい。もしかしたら戻ってくるかもしれない』という感情がありました。日本ではどういうサッカーをするのか、どういう選手がいるのかということはある程度理解しています。セルビアのチームからもいくつかオファーはあったのですが、10ヶ月待ってもここに来たいと思いました。なぜなら、自分にとって良いオファーであり、良いストーリーがそこにあるからです。このクラブにたくさんの物を与えられると思ったのでここに来ました」

―チームに合流する前はどのようにトレーニングを積んでいたか。

「セルビアで1年ほど、チームに所属せずにトレーニングしていました。生活は本当にシンプルで、トレーニングをして、休養して、ジムに行って、休養して……。その繰り返しでした。準備はできているし、いつでも試合に出られる状態だと思います」

―プレー面のアピールポイントは。

「私は自分のことを『ファイター』だと思っています。このクラブのためにベストを尽くしたいし、自分に何ができるか証明したい。日々トレーニングで、自分に訪れるチャンスに向けて良い準備をしたいと思います」

ストイシッチ選手

練習から気迫溢れる表情を見せる『ファイター』ストイシッチ選手

―仙台には、同じ東欧圏出身でJリーグ屈指のGKヤクブスウォビィク選手がいる。彼から学びたいことは。

「私も彼がJリーグ屈指のGKであるという印象は持っています。彼と競い合えるということはすごく良いことです。間違いなく彼から学ぶことはたくさんあります。今日は少し話しただけですが、彼から何を学べるか日々見ていきたいと思います」

―チーム内の競争に勝って、ピッチに立つために見せていきたいことは。

「見せていかなければいけないのは、全てです。そのために努力をしていかなければいけません。私はまだ若いので、たくさん学ばなければいけません。チャンスが訪れる日まで努力し、何ができるか証明していきたいです」

―練習で足元の高い技術を見せていた。自信はあるか。

「もちろんあります」

―ベガルタのFW西村拓真選手とはポルティモネンセ(ポルトガル)で一緒にプレーした。また仙台でチームメートになったことについては。

「またタクマと一緒にプレーできることを本当に嬉しく思っています。彼とはU-23のチームで一緒にプレーしたのですが、人間としても選手としても素晴らしい。彼と一緒にプレーできることは光栄に思っています。今日も練習前と後に、彼と話をしました」

―GKとして理想としている選手は。

「ヤン・オブラク(アトレティコ・マドリー所属。スロベニア代表)。世界でも屈指のGKです。彼のプレーが好きです。いつか彼に近づけるように努力します」

―サポーターへメッセージを。

「ファンの方からはすでにたくさんのメッセージを頂いています。素晴らしく、優しいサポーターがいるということを感じています。サポーターにスタジアムで会えることを楽しみにしていますし、ファンやクラブのためにベストを尽くさなければいけないと思っています。日々努力をしていきたいと思います」

 

【FW29 エマヌエル オッティ選手】

「こんにちは。エマヌエル オッティです。24歳で、ガーナ出身です。仙台に来られてとても嬉しいです。これからよろしくお願いします」

―やっとチームに合流できた今の気持ちは。

「仙台に来られて本当に嬉しいです。素晴らしい街だと思います」

オッティ選手

圧倒的なスピードと高い対人能力が魅力のオッティ選手

―ベガルタ仙台に移籍することに決めた経緯は。

「素晴らしいクラブだと思いました。自分にとってもいい機会だと思ったので移籍を決断しました」

―加入が決まってから来日するまで長い期間があった。どのようにトレーニングを積んでいたか。

「6か月ほどポルトガルにいたのですが、そこでパーソナルトレーナーと練習していました」

―ご自身のプレーの強みは。

「1対1のところ。そして足の速さです」

―チームにどんなアクセントを加えるか。

「自分の全力を出して、チームの役に立ちたいと考えています」

―サポーターへメッセージを。

「ようやく合流できて、サポーターのみなさんに自分の力を見せるのが楽しみです」

―「1対1の強さ」について具体的にはどういう点か。

「ボールのあるところもそうですし、ボールがないところでの1対1も強みです。自分がゴールを決めるところ。またチャンスを作り出すというところでも強みを発揮できると思います」

―(12日の)実戦練習では左サイドハーフでプレーしていたが、得意なポジションは。

「サイドは右も左もできますが、特に左が得意です」

オッティ選手

紅白戦の合間にコーチから指示を受けるオッティ選手。攻撃のけん引役として期待がかかる

―攻撃に強みがありそうだが、守備はどうか。

「そんなに悪くはないと思います(笑)」

―ゴールにつながる活躍ができるということだが、好きな攻撃の形は。

「一番好きなのはドリブルからアシストする形です」

―足の速さについて。

「以前タイムを計ったのですが、記憶にないですね。デンマークにいた時はチームで一番速かったです」

―ゴール数、アシスト数など目標は。

「まだ来たばかりなので具体的に数字は言えないですが、練習の中で一歩一歩チームの力になれるようにしたいです」

―試合にはいつ頃から出たいと思うか。

「練習が始まったばかりなのでまずは練習で調整をして、チームにフィットすることですね。フィットすれば監督・コーチがメンバーに選んでくれると思います。そこが僕のスタートだと思います」

―参考にしている選手や好きな選手は。

「たくさんいます。一人選ぶなら、ドウグラス・コスタ(FCバイエルン・ミュンヘン。ブラジル代表)です。僕と似たタイプのプレーヤーなので参考にしています」

 

 

 開幕以降、なかなか波に乗れなかったベガルタ仙台だが、課題の守備は落ち着きを取り戻しつつある。第9節では攻撃力の高い横浜F・マリノスに失点を許さず、0-0の引き分け。第2節からの連敗を6で止め、浮上のきっかけをつかんだ。攻守に頼りになる戦力を迎え、ベガルタの反撃はいよいよここから始まる。Jリーグ随一の長身と高い足元のテクニックで正GKを目指すストイシッチ選手。自慢の快足でサポーターを魅了するオッティ選手。スタジアムで彼らの雄姿が見られる日もそう遠くはないはずだ。

 

村林いづみ
村林いづみ

フリーアナウンサー、スポーツキャスター。2004年からラジオでベガルタ仙台のトーク番組を担当し、2007年よりスカパー!や DAZNで中継リポーターを務める。ベガルタ仙台レディースは2012年のチーム発足時より取材を開始。ヒーローインタビューと勝利の祝杯を何より楽しみにしている。